台湾人2人、米軍事技術を中国に密売する容疑で起訴される

2012/04/27
更新: 2012/04/27

【大紀元日本4月27日】米国連邦検察官は25日、台湾人2人を起訴した。容疑は無人戦闘機を含む米国の軍事設備と技術の購入を計画し、中国政府関係者に売ろうとしていたことだ。

ボイス・オブ・アメリカ(VOA)の報道によると、2人の名前は瀋会勝と鄭煥玲。麻薬密輸と密売の容疑で逮捕されていた。

2人の被告人はこのほど、ニューアーク連邦裁判所に出廷したが、自己弁護を行わなかった。武器輸出禁止令違反の罪には最長5年間の禁固刑、麻薬密輸・密売の罪には無期懲役の可能性がある。

検察側の訴状によると、2人の被告人は昨年9月から米国軍事技術の売買を画策している。無人戦闘機やステルス技術、防空技術に興味がある、中国政府と繋がりをもつ顧客の名簿をも所持していた。

VOAの報道は米国連邦検察官フィッシャーマン氏の発言を引用して、ここ4、5年間、中国に軍事技術または企業の機密情報を漏えいする同様なスパイ案件は数10件も摘発されていると報じた。 

(翻訳編集・叶子)