【大紀元日本2月16日】米国の著名な経済コンサルタント会社・IHSグローバルインサイト社は最新の報告書で、中国の国防予算は2015年に2011年の倍に増加すると予測した。BBC中国語ネットが報じた。
それによると、中国の国防予算は2015年に昨年の1198億ドルから2380億ドルに倍増し、アジア太平洋地域主要12カ国の合計である2325億ドルを超える見通しとなっている。
ここ数年、中国の国防予算は年間18.75%の伸び率で増額し続けている。2015年には、2011年時点で2位の日本の4倍に達する見込みだという。
これについて、同社のアジア太平洋地域担当主席エコノミスト、ラジブビスワス(rajiv biswas)氏は経済成長を遂げた中国政府は多額な予算を国防費に割り当て、過去20年来に計画的に軍事力を高めてきたと指摘し、「経済危機がない限り、この状況が続くだろう」と見ている。
同社は中国の国防支出の増加によって、米国はアジア太平洋地域に回帰する戦略を打ち出し、同地域で両国の覇権争奪戦を激化させていると分析した。
(翻訳編集・高遠)
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