【大紀元日本1月19日】上海地下鉄4号線の海倫路駅の構内で不同沈下が起きたため、旧正月期間中(22日から28日)に駅を閉鎖し、補修作業を行うことが発表された。
地下鉄側の発表によれば、同駅の臨時閉鎖中、4号線は環状運転せず、隣接する宝山路駅と臨平路駅の間で折り返し運転するという。
上海地下鉄の沈下問題は以前から専門家らに問題視されており、中国工程院院士で「上海地下鉄の父」と呼ばれる劉建航氏はかつて「上海の地下鉄は沈下し続けている。これは安全上の瑕疵となる」と発言していた(昨年11月10日付新聞晩報)。
上海の地盤が軟弱なうえ、建物が密集している。加えて急ピッチの工事のため、手抜き作業の可能性も危惧されてきた。2003年にも、当時工事中だった4号線で地盤沈下が起き、真上にある3階建てのビルが傾き、1階のほとんどが倒壊する事故が起きていた。
(翻訳編集・張凛音)
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