米国で無神論を捨てる中国人留学生 

2011/12/26
更新: 2011/12/26

富裕層中国人の米国留学は、年々増え続けている。今年11月に米国務省と国際教育研究所(IIE)が発表した年次報告書によると、中国人学生は前年比23%増の15万7558人になり、外国人留学生の中でも最も多い。同時に、米国のキリスト教系の学校教育に触れ、有神論の影響を受けているようだ。

 経済金融情報を配信する米ブルームバーグによると、中国人留学生はほとんどが無神論者だが、キリスト教系ネットワークは布教活動を展開し、彼らへ信教への変化を促しているという。

 中国では、愛国心的な宗教観を持つ、当局に許可された宗教以外を信仰したり、公に宗教活動することは許されない。

 同報道によると、中国人留学生の大半は、キリスト教系の学校で初めて聖書を手にし、直接、教えを学ぶ機会を得たという。学生の多くは中国とは全く異なった宗教的な環境に動揺するが、そのうちの何人かは無神論を捨て回心するという。

 米国コロンビアにあるキリスト教系カレッジ、ベン・リッペン・スクールでは、108人の外国人留学生のうち80人が中国人だ。留学生担当者によると「大きな少数派」ともいえる中国人学生が、キリスト教を学ぶようになるという。
 

(翻訳編集・佐渡 道世)