炭鉱事故で死者20人 23人が生き埋め=雲南省

2011/11/11
更新: 2011/11/11

【大紀元日本11月11日】中国雲南省曲靖市の炭鉱で10日午前6時半ごろ、ガスが噴出する事故が発生した。坑内で作業していた43人のうち、20人の死亡が確認され、残りの23人は依然閉じ込められており、生死が不明だという。中新社が伝えた。

事故があったのは曲靖市師宗県にある民間経営の「私庄炭鉱」。同日夕方の時点で、救出にあたった消防当局は、坑内のガス濃度がまだ高いため、救出作業が難航していると説明している。

曲靖市は昆明市から約180キロを離れている。私庄炭鉱は年間生産量9万トンで、今回の事故で一時的に生産許可が取り消されたという。

中国の炭鉱は世界で最も危険だと言われている。炭鉱事故による死者は2010年に2433人、2009年に2631人。8年前の2002年には約3倍の7千人が炭坑事故で死亡している。

(翻訳編集・余靜)