【大紀元日本9月20日】今年上半期で中国の輸入粉ミルクは、既に2009年全輸入量の31万トンを超えている。2008年に発生した粉ミルクに化学物質メラミンが混入し、多くの乳児が腎結石にかかった事件が尾を引いているとみられる。
15日から3日間、北京で開催された国際乳製品交易会に参加した中国食品当局によると、2008年以降、中国の輸入粉ミルクの需要が急増し、同年輸入量14万トンから2009年は31万トンに増加した。さらに、2010年には48万トンに上り、2011年の上半期では既に2009年の31万トンを超えたという。
2008年に起きた「毒粉ミルク」事件で国内外が中国の乳製品の安全性に不信感を抱いている。中国中央テレビ(CCTV)が今年行った調査によると、約7割の中国人は今でも国産粉ミルクの購入を拒んでいる。
米農務省の統計によると、2010年中国の全脂粉乳の消費量は133.7万トンで、2011年では150.2万トンに達する見込み。世界の消費量の半分を占めることになる。
(翻訳編集・余靜)
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