【大紀元日本9月20日】「経済力に『酔った』中国は、米国軍事に追いつこうと、毎日、米国政府のコンピューターシステムを攻撃し、さらに海軍力でもって太平洋沿岸の米同盟国の安全を脅かしている」。米下院軍事委員会の筆頭議員、ハワード・バック・マッケオン(Howard Buck Mckeon)氏は12日、ワシントンを拠点とするシンクタンク「アメリカン・エンタープライズ公共政策研究所」の意見会でこう警告した。
さらにマッケオン氏は、「中国は、私たちの海軍将官を安眠できないようにしている」と中国の軍事力の脅威について念を押し、「私たちは平和を望み、祈っている。したがって平和維持についてより賢くなるべきだ」と述べた。同氏は、財政難に陥る米政府が軍の防衛費削減を検討していることに反対している。
また、今年8月に発表された米国防総省の最新の報告書について、「経済力に酔い、新しい軍事力を手に入れた国(中国)の概要を報告している。中国は、米政府の財政危機を(軍事力で追いつくための)打開点だと認識している」と強く述べた。
この報告書は最近の中国海軍の変化について、「力を絶えず増強し、高度な技術を持った武器開発に投資し、太平洋地区以外での影響力も拡大しようとしている」と分析している。またマッケオン氏は、「中国史上初めて、軍事力で米軍と同等になれると中国政府は信じている。中国海軍の拡張規模は米軍のものより大きい。軍艦を、米国同盟国の領海へ侵入できるようにしている」と付け加えた。
マッケオン氏は9末頃、複数の米国議員を率いて中国、台湾、韓国を訪問する予定だ。
(翻訳編集・王知理)
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