【大紀元日本9月17日】「アメリカは強くて嫌い」。アメリカを襲った9・11という災難を一部の中国人は「喜んでいる」が、同時に、アメリカの強さと自由を羨んでいる。中国を出てアメリカに行きたい中国人は多い。そのため渡米できる中国人は「アメリカが好きだ」と言うが、行けない中国人は冒頭のような言い方をする。
世界に衝撃を与えたアメリカ同時多発テロ事件「9・11」から10年。北京天安門前を通行する、ある中国人大学生が、事件についての想いをポータルサイト「鳳凰ネット」の取材に対して述べた。この若者が悪びれぬ様子で二枚舌を使っているのが、ネットで注目されている。以下はその大学生と記者との対話の訳。
記者:「9・11」についてどう思いますか?
学生:嬉しいですね。アメリカは覇権主義、(他の国を)いじめてるじゃないか。あの国と戦えるなんてヒーローだよ。
記者:もしあなたがアメリカに行けるなら?
学生:いや僕はアメリカが好きですよ、だってもうすぐ留学するんだから。
記者:では将来はどうするつもりですか?
学生:ハハッ、うーん出来れば中国には戻りたくないなあ。
(翻訳編集・佐渡 道世)
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