【大紀元日本9月12日】中国各地では、9日から中秋節連休に入っている。普段離れて暮らしている家族がこの一家団欒の節句を一緒に過ごしたり、贈り物を届けたりするために一斉に繰り出し、大渋滞が発生した。北京、上海、広州、深センなど大都市の主要道路はほぼマヒ状態となり、人々は「中秋節」ならぬ「中秋難」だと悲鳴を上げている。中でも北京は連休前に市内全域でかつてないほどの大渋滞を記録。広州でも連休1週間前から渋滞が始まっている。
広州地元メディアによると、中秋節連休前日の8日、市内では至る所で渋滞が発生し、バスなどが大幅に遅れ、主要幹線道路以外の道路でも一部で渋滞が発生した。深セン市でも多くの市民が連休前日から出かけ、同市宝安区の国道107号線の一部区間では8日の時点で渋滞が始まり、多くの車両が1時間近く信号の前で待ち続ける事態となった。
今年の中秋節渋滞は北京市で特にひどく、現地メディアによると8日午後の時点で、全市の渋滞区間は146カ所に達し、これまでの記録を超えたという。ある北京のネットユーザーは、ネット上にタクシー利用時のレシートを貼り付けた。当日夜に乗ったタクシーの走行距離は5.8キロ、かかった時間は2時間49分。このうち待っていた時間は2時間39分だったと伝えている。
(翻訳編集・坂本)