【大紀元日本8月17日】四川省成都市で14日夜、一部地区の住民約5000人が道路を塞ぎ、停電について抗議活動を行った。低所得者が住む地区で頻発する停電に、抗議者らは「差別停電」だと主張。警察500人が出動したが、衝突はなかった。
米VOAの報道によると、低所得者が多く住む同市の武侯区五大花園では、10日から4日間、夕方から夜10時まで連日停電となり、住民が差別停電だとして、街に集まって抗議を行った。
「これまでにも(停電についての)抗議活動はあったが、今回が一番大きい。少なくとも5000人が街に出て、何百メートルも道路を塞いだ」と、抗議活動に参加した李さんは述べた。
14日午後10時頃に電力は復旧し、一部の住民は帰ったが、まもなくして再び停電となり、怒り心頭の住民は抗議現場に戻っていった。事態を鎮圧させるため、警察官約500人が現場に出動したが、住民と警察とも比較的冷静で、過激な暴力行為による被害者は出なかった。
(翻訳編集・王知理)
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