13年間で最大の降雨 雷に撃たれ2人死亡=北京

2011/07/28
更新: 2011/07/28

【大紀元日本7月28日】北京では24日に、過去13年間で最大という記録的な降水量を観測した。25日には小雨に変わったものの、再び26日に暴風雨が観測され、一部地域ではヒョウの被害がでた。また悪天候により、落に撃たれる、洪水で流されるなどの死亡事故も発生しており、6000人が災害を避けるために一時避難した。

北京紙・新京報によると、北京では24日の昼から夜にかけて、13年間で最大の降水量を記録し、悪天候による死亡事故も発生した。

同紙によると、同日夜21時すぎ順義区南彩工業園の近くの道路で男女2人が雷に撃たれて死亡した。また、同市の密雲県と平谷区では暴雨が引き起こした洪水と土石流により2人が流されるなどで死亡した。災害を避けるために6000人以上の住民は学校などの公共施設へ一時避難したという。

天候は25日の午前、一時的に小雨に変わった。25日夜22時までに、北京の平均降雨量は52ミリ、順義区では172ミリ。北京市内の17ケ所で100ミリを超えた。また、空の便への影響も出ており、北京空港では1時間以上離陸が遅れたのは42便あり、総計288便が運休となった。

また26日夜から北京市内では再び暴風雨が降り始めた。中国気象局によると、21時から24時までの市内の平均降雨量は116.8ミリ、紫竹院と玉淵潭の降雨量はそれぞれ114ミリと104ミリに達し、わずか3時間ばかりで市内の多くの地区で降雨量100ミリ超えを観測した。その間、落雷とヒョウの災害も起こっており、一部の道路が冠水、交通が麻痺の状態となった。

(翻訳編集・王知理)