炭鉱事故相次ぐ 3人死亡 42人が取り残される =中国

2011/07/05
更新: 2011/07/05

【大紀元日本7月5日】中国国内で2日、炭鉱事故が相次いだ。広西省合山県の炭鉱では陥没事故が発生し、中で採掘作業していた作業員3人が死亡、19人が炭鉱内に取り残された。また、貴州省平塘県の炭鉱では浸水事故発生によって、23人が現在も炭坑内に取り残されている。救助活動は今も続けられている。

中広ネットによると、広西省の事故現場は地面から約390メートル離れており、事故発生時、71人の作業員のうち49人が間一髪で脱出した。炭鉱内では土砂崩れが発生し、有毒ガスが封じ込められているため、救出作業は難航しているという。

最近中国南方各地を襲った暴雨で炭鉱付近の地面が緩んだことが原因だ、と専門家はみている。

貴州省の事故も連日降り続けていた雨で地下水位が増加したことが浸水の原因と見られており、現在ポンプを4台設置し、水の汲み出し作業を続けているという。

 (翻訳編集・余靜)