【大紀元日本3月17日】10日に中国雲南省西部徳宏タイ族ジンポー族自治州盈江県で発生したマグニチュード5.8の地震で、中心部が空洞になっているレンガが崩れたことが原因で多くの死者を出したことが政府の調査で分かった。当局はこの種のレンガ使用を全面的に禁止すると発表した。
政府が公表した今回の死者25名のうち、11人がこのような欠陥建材で建てられた壁の下敷きになって死亡したという。
中国で一般建築に多く使われている空洞レンガは、土や石炭灰で作られており、防音と断熱効果はある。しかし、従来のレンガに比べ強度が弱いため、荷重を負担させる構造部材として使用することには危険を伴う。しかし、盈江県では、最も高価な住宅でもこの種の空洞レンガが構造部材として使われている。
地元のメディアによると、同県内拉猛寨村の住宅のほとんどは空洞レンガでできていたため、地震後、一面が瓦礫に化したという。
(翻訳編集・余靜)