【大紀元日本2月11日】ここ2週間で、香港では9人がインフルエンザで死亡しており、そのうち8人は新型インフルエンザウイルス(H1N1)に感染していた。9日付の聯合早報ネットが伝えた。
香港衛生防護センター総監の曾浩輝氏によると、香港は今、インフルエンザのピーク期を迎えており、旧正月休み明けに状況はさらに深刻化すると予想されている。このピークは3月まで続き、3月中旬から末にかけて感染数は減少していくという。
曾氏はまた、今年のインフルエンザの症状は深刻で、診察希望者数も昨年同時期より増加しているうえ、例年と違い、年配層に限定されず、幼い子供や慢性疾患患者などが感染していることが特徴と指摘している。
香港では9日に旧正月の連休が終わっており、曾氏は学校や保護者に対して、新学期開始後の子どもの健康状態に注意し、発熱などのインフルエンザの症状が見られた場合には、学校を休ませるなど感染拡大の防止に協力するよう呼びかけた。
(翻訳編集・坂本)