【大紀元日本1月26日】モスクワ郊外にある空港で起きた自爆テロは、北カフカス系の男女2人組の犯行との見方が強まり、捜査当局は容疑者の特定を急いでいる。
ロシア当局によると、モスクワ郊外にあるドモジェドヴォ国際空港の国際線到着ロビーのカフェ付近で女性の自爆犯がかばんを開けた瞬間、大きな爆発が起こった。女性犯はその後、付き添いの男に頭部を切断されており、このテロの手法は北カフカスのテロリストがよく利用するものだという。
ロシアのラジオ局「ロシアの声」によると、ロシアのメドベージェフ大統領は今月末に開かれる世界経済フォーラム(ダボス会議)への出席を見送り、同空港のテロ事件の解明に全力を挙げる姿勢を見せた。また、「抵抗する者の殺害を辞さない」と治安当局に命じているという。
日本外務省によると、このテロ事件でこれまでに35人が死亡、100人以上が負傷した。日本人の負傷者は今のところ確認できていないが、犠牲者の中には8人の外国人が含まれている。
(佐渡道世)