【大紀元日本1月25日】北京はすでに92日間雨が降らない天気が続いており、周辺の小麦の約9割が影響を受けているという。同市の供水源となっている密雲ダムの貯水量が減少するなど、もともと水不足の北京は深刻な状態に直面している。
北京地方紙・京華時報によると、北京市では昨年10月23~24日の降雨以来、雨の降らない日が続いており、今年の初雪も60年ぶりの最も遅い降雪記録になる可能性があるという。気象台によると、北京市で長期間雨が降らない状況は、1951年に観測を始めて以来2番目の記録だという。最長は1970年10月24日から1971年2月16日まで114日間連続で雨が降らなかった。
専門家らは、同市周辺の9割以上の小麦が枯れるなどの被害を受け、このまま3月まで降雨がなければ、全滅する恐れがあると懸念している。
一方、同市の供水源である密雲ダムは長年の水不足で、貯水量はすでに1999年の28億立方メートルから現在の10億立方メートルと半分以下に減少した。同市の地下水位も過度のくみ上げで、年平均1.2m下がっており、応急のための水源地は2003年以来、年平均3~5m下がっているという。
(翻訳編集・豊山)
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