広州地下鉄、走行中に放火による出火

2011/01/13
更新: 2011/01/13

【大紀元日本1月13日】広東省広州市で10日夜、走行中の地下鉄5号線の車両が出火する騒ぎがあった。乗客は緊急避難し、死傷者は出ていないもよう。現場から小型液体ガス缶を発見したことから、警察当局は放火事件として調査し、翌11日、容疑者を取り押さえた。国内メディア各社が伝えた。

火災が発生したのは地下鉄5号線、小北駅ー広州駅間。目撃者によると、火は中央の車両から出て、乗客が悲鳴を上げていたという。その直後に、煙が立ちこめ電線が焼け焦げた臭いが漂った。

現場の監視カメラに、小型液体ガス缶に火をつけた容疑者の姿が映っており、火が横にいた乗客の髪の毛に燃え移り、周りがパニックになって逃げ出まわっている様子もカメラに収められた。火は、発見されてから約9分後に消し止められた。

警察当局は放火事件として調査を進めており、翌11日午前、放火容疑で呉容疑者を逮捕したと発表した。なお、放火動機など詳しいことは調査中だという。

(翻訳編集・豊山)