ルノー漏えい事件、中国側関与の疑い=仏紙

2011/01/09
更新: 2011/01/09

【大紀元日本1月9日】仏自動車大手ルノーの幹部社員による新型電気自動車(EV)の技術機密漏えい事件で、中国の産業スパイが関与した疑いがある、と仏紙フィガロが1月7日に伝えた。

同紙によると、漏えいされたのはルノーと日産自動車が共同開発中の新型電動自動車のモーターとバッテリに関する技術だという。

仏産業省は同事件を「経済戦争」と評するなど、仏政府も事態を重く見ており、情報機関である中央対内情報局(DCRI)は、すでに事件に介入していると伝えられている。

事件に関与したと見られる3人の幹部社員は無期停職処分を受けている。

現在、中国の大都市では大気汚染の70%は自動車の排気ガスによるもので、中国側は電気自動車やハイブリット車に関わる技術に強い関心を寄せているとされている。

(翻訳編集・高遠)