【大紀元日本10月12日】ベトナムを訪問中の北沢防衛相は11日、ハノイ市内のホテルでロバート・ゲーツ米国防長官と会談し、中国の西太平洋での活動活発化などを含んだ南シナ海の安保について、日米が共同で対処していくことを確認した。ロイター通信などが伝えた。
また同会談で両氏は、米軍普天間飛行場移設について辺野古崎と隣接水域に代行施設を作ることを再確認した。北沢防衛相は、現行の武器輸出三原則の見直しを検討していることを米側に伝えると、ゲーツ氏は「大いに歓迎する」と発言したという。
中国の西太平洋での活動の活発化について、米国側は自由な通行権が阻まれるのに懸念している。AFP通信によると今年6月、ゲーツ米国防長官は、南シナ海におけるベトナムが領有権を主張する海域について、航海が不自由になれば米国の資源の権益が阻害されかねないと述べている。
(佐渡)