【大紀元日本9月2日】産業技術総合研究所(通称:産総研)の研究グループは、人間の錯覚を利用して3D映像に感触や手応えを感じさせるシステム「i3Space(アイ・キューブ・スペース)」を開発した。このシステムを利用すれば、ざらつきや滑らかさを感じる皮膚の感覚や、物体を握ったときの硬さを捕らえる感覚などで物を確認するように、ユーザーは映像の形をデザインすることができる。
このシステムは、人の錯覚を利用して触感や手応えを提示する技術を応用したもの。位置の検出ができるマーカーを装着したインターフェースを指先などに着けてユーザーの動作を認識し、それに合わせてリアルタイムに立体映像に触った感覚などをユーザーに与える。
触覚や力覚の提示に加えて、視覚・聴覚などあらゆる感覚を合わせたインターフェースの3次元化により、手術シミュレーターや視覚障害者支援、ゲーム用インターフェースなどの応用が期待されている。
「i3Space(アイ・キューブ・スペース)」は、8月31日(火)~9月2日(木)にパシフィコ横浜・会議センターで開催中のゲーム開発者向けカンファレンスCEDEC2010で発表・展示される予定。
(佐渡)
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