【大紀元日本8月7日】8月3日、中国では暑さのピークを迎えた。高温となった地域は15省市区に及び、多くの都市では気温が38度から40度を記録した。南西部の重慶市では14の県は連日、平均気温40℃以上が観察され、東沿岸部の山東省や西北部の陝西省は大きな影響を受け、死者続出した情報が報道されている。
山東省済南市市立病院 一日11人死亡
中国国内メディアの報道によると、陝西省の西安市では7月30日から8月3日までの4日間で53人が死亡。この中で7月31日の1日だけで17人の死亡が伝えられ、救急車の出動回数はこの日だけでも384回。
山東省済南市で7月31日の一日、市立第三病院では、屋外で作業をしていた作業員11人が暑さにより倒れ、病院に運ばれた後死亡した情報が伝えられた。
広東省 暑さで飛行中の鳥が墜落
広東省清遠市では2日、暑さで力尽き地面に墜落した大型の鳥や道路に這い出し車にひかれた蛇などが相次いで発見された。江蘇省南京市では1日に高温イエローシグナルが発令された。
河南省鄭州で行われた技術運動会の開幕式では、チャイナドレスを身にまとったセレモニーガールが強烈な日差しに耐え切れなくなり相次いで昏倒。また、最高気温が39.5度に達した上海では現地10万人の速達員が、雇用主が高温手当を支給しないことに対し苦情を訴えたという。
重慶市 41.3℃を記録
一方、内陸の最大都市重慶市は7月30日、40の県・区の中、14の県・区で、平均40℃以上の高温が観察され、中でも豊都県では41.3℃を記録した。「中国の死海」と呼ばれる四川省逐寧市大英県のリゾート地では数千人の観光客が室内外のプールや砂浴や泥浴などを楽しんだ。
(翻訳編集・坂本)