【大紀元日本8月5日】ロンドンに本部を置くHSBCの調査報告によると、7月の中国製造業の産出量は16ヶ月以来始めて減少した。6月には、購買担当者指数(PMI)が、50.4から49.4まで落ち込んだ。また、HSBCがインドを対象とした調査結果では、7月のインド製造業が急速に成長したことが示され、購買担当者指数は57.3から57.6まで上昇した。
購買担当者指数は、産業が拡大しているか縮減しているかを測る指標で、50を下回る場合は産業は衰退しており、50を上回ると産業は成長している。
一方、中国政府の調査では、中国の製造業は上昇傾向を示していると報告。
米VOA放送によると、市場調査会社Marketの報告では、欧州連盟の16カ国の製造業も先月、急増加の傾向を示し、中でもドイツの成長が最も著しい。欧州連盟の製造業の購買担当者指数は、6月の55.6から7月の56.7まで上昇している。
一方、アメリカの製造業は縮減の趨勢を呈している。米供給管理学院によると、アメリカの生産指数は6月の56.2から7月の55.5に落ち込んだ。生産指数が50を上回る場合は、生産活動の増加を、50を下回るの場合は生産活動の縮減を意味する。多くの経済学者が、今年7月、アメリカの生産指数は54.1まで下落すると予測したが、55台に留まり、過去12ヶ月の連続成長を達成した。
(翻訳編集・張SY)
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