【大紀元日本7月27日】中国山東省済南市の動物園で22日夕方、一頭のパンダが急死した。3年前に四川省からこの動物園に移ってきたこのパンダは、「中国一の美女パンダ」と呼ばれ、現地市民に大変な人気があったため、急死の原因に関心が寄せられている。
中新社の報道によると、26日同園は記者会見を開き、「泉泉」(チュエンチュエン)という名のこのパンダの死因について、「ガス中毒による呼吸不全」と発表した。
発表によると、22日午後7時少し前、パンダ舎に霧状のガスが充満しているのに気づいた職員が急いで「泉泉」の様子をチェックしたところ、すでに中毒症状だった。救急措置を行ったものの、3時間後に死亡した。
調査の結果、パンダ舎内から高濃度の塩化水素や一酸化炭素が検出された。分析によると、隣接の防空壕で燃やした有毒ガスがパンダ舎に流れ込んだためだという。
(翻訳編集・趙MJ)