【大紀元日本7月19日】連日の豪雨で、浙江省淳安県梓桐鎮の鉛・亜鉛鉱山で土砂崩れが起きた。汚水の一部が観光名所である千島湖支流に流れ込み、湖の水質安全を脅かしている。
中国国内メディアによると、14日からの豪雨で、梓桐鎮では2棟の家屋が倒壊、一部発電用水路も損傷した。鉱山の尾鉱庫がある三聯村で山津波が発生、地下排水路に陥落が起きたたため、選鉱くずが川に流れ出て水質汚染を起こしている。
翌15日、現地では再び強い降雨に見舞われ、陥落箇所も面積が拡大し続けている。
上海の裏庭と呼ばれる千島湖は浙江省で最も有名な観光名所のひとつだが、鉱山の汚水が千島湖支流に流れ込んでからは、一部の河水はすでに灰色に変色し汚染が深刻な状態にある。現在、山津波の経路を変えるなどの緊急対策がとられている。
持続する豪雨は華南地区10省市に災害をもたらしている。政府統計によると、水害による死者は135人、行方不明41人、およそ3千万人が災害の被害を受け、緊急避難は100万人以上、直接経済損失は100億元に達するという。
(翻訳編集・坂本)