【大紀元日本6月17日】中国国内ではしか(麻疹)と手足口病の感染が拡大している。北京市政府機関は、計7人が死亡したと公表。上海や、重慶、広州など大都市でも感染者が多く出ているという。
調査によると、はしかの感染者は各年齢層にわたるが、老人と8ヶ月未満の乳児が比較的多い。中国国内の各病院は相次ぎ予防接種を始めている。
はしかの感染について、大慶市第五医院の医療関係者によると、東北部の黒龍江省で1千例、うち大慶市では300例が確認された。
北京の地壇医院は取材に対し、「はしかで入院する患者は非常に多い。空きベッドがもうない」と説明した。
北京市衛生局副局長・毛羽氏によれば、ことし5月23日までに、同市で報告されたはしか感染は1418例、昨年同期比62.3%増となり、4人が死亡した。
「北京市公共衛生突発事件応急指揮部」は5月の会議で、北京でのはしかと手足口病の感染はピークシーズンに突入したとし、前年に比べて感染者が明らかに増加し、5月23日までにはしかで4人が死亡、手足口病で3人が死亡したと公表した。
全国の情勢も決して楽観視できないという。
中国政府の公表では、5月22日までに、手足口病の感染者は前年比55.8%増加、北京市は前年比47.04%増、うち、重症71人、3人が死亡したという。
上海や、重慶、広州などの大都市でも、はしかの感染拡大が伝えられている。
(翻訳編集・叶子)
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