【大紀元日本5月22日】雲南省シャングリラ県で16日午後4時30分頃、森林火災が発生。火勢は抑えられたものの、依然として消火活動が続いている。
火災が発生したのは雲南省デチェン・チベット族自治州シャングリラ県にある地勢の厳しい森林で、消火作業は困難を極めている。18日の時点で、火災面積は400畝(1畝=6・667アール)を超えた。
消火活動に参加していた村民の伍さんによると、火災現場は山の北面で村から非常に離れており、村民らが川から水を運んで消火しているという。
火災現場は標高約4500メートルで斜面の傾斜は70度~80度。燃えた木が下へ落ちていくほど山の斜面は険しく、消火用の水を運ぶのが困難な状況。火災現場の周囲の木を切り倒して隔離帯を作り、火災の蔓延を食い止めるしかない。
消火班は500人前後で、そのうちの400人近くは村民。村民の王さんは、完全に消火するまでに1週間ほどかかるだろうと話している。
調査によると、今回の火災はタバコの投げ捨てが原因だったと見られている。
(翻訳編集・坂本)