【大紀元日本5月21日】東京都が中国から借り受けるジャイアントパンダのペアが、来年3月までに上野動物園(台東区)で一般公開される見通しとなった。来月中旬に契約を結ぶ予定。レンタル期間は10年間で、繁殖や研究の名目で年間95万ドル(8700万円)支払う予定。
都議会は6月1日からの一般会計補正予算案に、輸送費4,900万円を含む関連予算1億8,500万円を計上した。
2008年4月に上野動物園のパンダ、リンリンが老衰で死んだことを受けて、日本政府は中国側にパンダ数頭のレンタルを打診していた。同年5月、胡主席が来日したときにオスとメスのパンダ計2頭の貸与を、当時の福田首相に伝えたことについて、都や上野動物園に対して「レンタル代が中国当局を支援することになる」といった中国政府に対する抗議の声がたくさん寄せられたという。
(佐渡)