【大紀元日本5月20日】広東省珠海市で17日、スーパーに爆発物を仕掛け、現金を要求する恐喝事件が発生。容疑者はすでに逮捕されたという。広東省では近年、同様の事件が多発している。
地元紙「洋城晩報」によると、17日午前11時頃、地元の人気スーパー「吉之島」に爆破を予告する電話がかかった。犯人はスーパーの5カ所に遠距離操作ができる爆弾を仕掛けたとして、現金100万元(約1400万円)を要求。スーパー側はすぐに警察へ通報し、現場にいた人は全員避難した。現地の公安当局は、即座に爆弾処理班をスーパーへ派遣した。
捜査関係者は犯人の予告通り、3階の男子トイレで遠距離操作が可能な爆弾を発見。起爆装置はその場で解除された。しかし、残り4つの爆弾は発見されず、犯人による虚言である可能性が高まった。
発見された爆弾に詰められていた爆薬は約100グラム。スーパー全体を爆破できる量ではなかった。
近年、広東省ではカルフールやウォール・マートなどのスーパーに爆弾を仕掛け、現金を要求する事件が多発している。被害を受けた多くの企業は、イメージダウンを恐れて事件を公表せず、犯人の要求に応じるケースも少なくないという。
(翻訳編集・叶子)
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