【大紀元日本5月16日】「ウェブ」という言葉は英語では「web」、つまり「クモの巣」を意味しており、世界中の情報が「クモの巣」のように四方八方につながることを表している。しかし、中国にいる4億人近いインターネットユーザーの「クモの巣」はところどころ糸が切れている。その切れた部分は、正に政府にとって都合の悪い個所であり、「敏感語」とも呼べる。ここから中国政府が何を恐れているかを垣間みることができる。
上の画像は、中国国内からアクセスした中国最大の検索エンジン「百度」の掲示板のスクリーンショット。どうやら「上帝(神)」はブロックされているようだ。「関連法規法律と政策に基づき、暫くの間は一般に開放できない」と出てくる。「上帝」についての話題は「敏感」で、都合が悪いのだろうか。
これとは対照的に、下の画像にみられるように、「撒旦(サタン)」は自由に論じていいようだ。
「神」はだめで、「魔」は許されているようだ。
「真相」を恐れ、「謊言(嘘)」を好むのだろうか。
「耶蘇(イエス)」の話題は禁じ、「犹大(ユダ)」の話題はご自由にという政府。
「釈迦牟尼」は「敏感語」で禁じられ、仏道修行を妨げる「魔王波旬」のスレッドはどこまでも続く。
「聖人」の話題はブロックされ、「悪人」の話題は盛んなようだ。
良い物を恐れ、悪い物を好む。実に恐ろしい。
(翻訳編集・心明)