【大紀元日本5月13日】NEC(日本電気)は7日、インターネット上で違法にアップロードされたコピー動画を、瞬時にかつ高精度に見つけられる技術を開発したと発表した。この技術は動画の指紋情報(ビデオシグネチャ)を生成し照合するしくみを利用する。
いままで違法コピー動画流出の防止には、あらかじめコンテンツに特殊コードを埋め込んだり、目視による確認などの方法がとられてきたが、膨大な量の処理が困難であった。今回の技術を使えば、違法コピーの自動検出やアップロードを事前に防ぐことができる。
また国際標準化機関のテストの結果では、平均識別率は96%、誤検出率は100万分の5という高い精度を示した。
この技術は、動画の識別方法に関する国際標準規格「MPEG-7 Video signature Tools」として規格化され、5月12日から東京ビッグサイトで開かれる「組み込みシステム開発技術展」に出展される。
(佐渡)
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。