09衆議院選へ 麻生首相、鳩山代表の党首討論

2009/08/13
更新: 2009/08/13

【大紀元日本8月13日】12日、都内の全日空国際ホテルにて「新しい日本をつくる国民会議」(21世紀臨調)主催の党首討論会に麻生首相(自民党総裁)と鳩山民主党代表が出席、両党マニフェストの主要な政策を中心に議論を交わした。

消費税について麻生首相は、経済成長率2%なら税率引き上げの環境になると、景気回復が前提の増税プランを示した。対して鳩山代表は、年金制度一元化に伴って創設する最低保障年金の財源として、消費税率を引き上げる方針を示したものの、当面は引き上げ不要と言明。

外交安全保障政策では、首相が、インド洋での海上自衛隊の給油活動について、鳩山代表の発言が揺れている点を重ねて非難、鳩山代表は「外交や安全保障は、政権を取ったらすべてを変えるという発想は持たない。継続性が重要だ」とかわした。

今回が衆院選挙前の最後の党首討論となる。麻生首相は「一番の違いは責任力」と強く主張、鳩山代表は「今回、初めて政権を国民が選べる選挙になる」と政権選択となる選挙の参加を国民へ呼びかけた。

(佐渡)