【大紀元日本3月14日】わたしは、もともと法輪功について何も知らなかった。1989年の六・四天安門事件の後、私は投獄され、ほとんど世と断絶する牢獄の中で「法輪功」という言葉さえ聞いてなかった。
出獄して、CCTVの日々の放送から法輪功は病気のとき薬を飲ませず、殺人と焼身自殺させることを聞いた。しかし、法輪功学習者はわずか数年間で1億人以上に達し、中国共産党は長年存在しているにもかかわらず、その党員数が法輪功と遥かに及ばず、中国共産党は不安になり、法輪功を弾圧し始めた、と庶民らは密かに語っていた。中国共産党はあまりにごろつきで、競争力が強い方にさえ容認できず、度量が狭く、中国の晋の時代の司馬家族とそっくり、長らえることはないと考えていた。
法輪功はどのようにして、こんなにも速やかに発展したのか。中国共産党は自身が「永遠に正しい」と宣伝するにもかかわらず、どうして法輪功と競争できないのか。法輪功はいったいどんな事だろうか。CCTVがしきりに宣伝してくれたおかげで、法輪功に注目し始めた。
何度か、目立たない所で数人が静かに気功動作を練習してから、その場から静かに消えていく風景を見て、彼らは法輪功学習者かもしれないと思っていた。彼らは中国共産党の狡猾な官僚と暴力的な警官と違い、正直な人間に思われた。当時、彼らに声をかける勇気がなく、相手を不安にさせないため、また、自分も再び逮捕されないように警戒していた。
時には、横町の壁に書かれた「法輪大法好」のスローガン、及びドアのすきまから押し込んだ法輪功のビラを、よく吟味していた。
しかし、中国は「全国が大きな牢獄だ」という現状で、法輪功をより詳しく理解する機会がなかったが、中国共産党の宣伝とは逆に考えると100%間違いないという体験から、法輪功に幾分好感を持ち、そして法輪功の目的を知りたいという欲求が湧いて来た。
CCTVの毎日宣伝のおかげで、法輪功のことを知りたいという欲求は益々強くなってきた。
日本に来てから、入管局の前と東京都内で「大紀元時報」を読み、「真善忍」という目的こそ、「嘘と暴力」の中国共産党が法輪功を弾圧する主たる原因であることがやっと分かった。中国共産党が統制している悪徳横行の中国で、「真善忍」は善良な人々に生活の将来性と生きがいを提示しているということがわかったのだ!
その後、「九評共産党」「マオ-誰も知られなかった毛沢東」「透視中国」などを通じて、中国共産党こそ邪教であることを認識し、法輪功学習者の屈しない義挙に敬服した。
法輪功学習者や、逆境の中で誠実な話をする人々は、現代の中華民族を先導する人々で、現代の中華民族の英雄であると深く感じ入った。
CCTVが毎日休まずに法輪功に言及しなかったら、私は法輪功に注意を払えず、法輪功の偉大なる歴史的功績に敬服できず、中国共産党の真相を見抜くことはできなかっただろう。
私を導き、法輪功に注意し、敬服し、中国共産党の真相を徹底的に見抜けたのは、まさに中国共産党の手先であるCCTVが弾圧報道をし続けてくれたおかげなのである。
(翻訳編集・大紀元日本語編集部)