[ワシントン 29日 ロイター] バウチャー米国務次官補(南アジア担当)は29日、2月18日行われるパキスタン総選挙について、ある程度の不正行為が予想されるが、米国は「可能な限り自由で公正な」選挙の実現に向け努力するとの見解を示した。
議会の公聴会で、ムシャラフ大統領政権下で公正な選挙が実施できるかとの質問に答えた。
ムシャラフ大統領は、最高裁判事の更迭や報道管制のほか、反対派議員の拘束などを行っている。
次官補は「一定の不正行為を必ずしも容認するわけではないが、歴史や現状報告を手がかりとするなら、一定の不正はあると予想すべきだろう」と指摘。
同国には選挙不正の歴史があるが、米国は監視団の支援などで対策を講じており、「われわれは、可能な限り自由で公正な選挙を実現するため努力し続けている」と語った。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。