【大紀元日本11月16日】国連が13日クローン人間に関する研究報告を発表した。その主要な執筆学者は、国際社会はクローン人間の製造を非合法とするか、あるいは速やかに厳しい管理下に置くべきだと主張した。
AFPによると、研究報告の主要著作者の一人でアイルランド、ガールウェイ州の「アイルランド人権センター」専門家トービン氏(Brendan Tobin)はもし、クローン人間を作り出すことが非合法としなければ、それは将来クローン人間が人類と地球を享受することを意味し、こうなるのは遅いか早いかだけの問題であると語った。
国連が発表した報告の題名は「クローン人間の複製は避けられないのか。国連管理下における将来の選択」(Is Human Reproductive Cloning Inevitable: Future Options for UN Governance)となっており、クローン人間が将来濫用、偏見または差別され得るという問題に直面するだろうと警告した。
またトービン氏は国際社会が責任を持つべきとし、いかなるクローン人間の個体にも完全な人権を確実に保証すべきだと指摘した。
現在、世界でクローン技術を持つ国は、この議題についてさまざまな立場をとっており、ある国々ではクローン技術はガン治療やアルツハイマー症、パーキンソンズ症治療に重要な技術を提供していると考えられているが、その他の国では道徳や倫理を考慮し技術を推進していない。
(翻訳・坂本)