【大紀元日本10月21日】北京では中国共産党第17回党大会が開催されていたが、チベット地域はダライラマの米国の最高勲章受章を祝っていた。現地の公安は民衆を追い払おうとして、衝突を誘発した。報道によると、大勢のチベット人が17日夜、祭祀用の正装を身にまとい、ラサのジョカン寺の広場やポタラ宮周辺に集まり、線香をたいてダライラマを祝福した。青海省(県)、甘粛省(県)などでもチベット人が爆竹をならし、ダライラマの受章を祝った。
チベット独立組織「チベットの声」(本部・ノルウェー)は外部の報道を引用して、当時の様子を紹介した。ラサは16日夜から普段と違い、祝日の雰囲気が漂った。大勢のチベット人が祭祀用の正装を身に纏い、ポタラ宮やジョカン寺広場で線香をたいて祝福した。中国当局は、市内に大量の武装警察と公安を配置し、ジョカン寺前の公園では、老人や子供の雑談さえ許されなかった。
チベットの有名な女流作家・唯色はブログで当時の様子を語った。ラサで先日、確かに警察と住民の衝突が発生した。ジョカン寺では、参拝者数人が警察に殴られ連行されたという。彼女は「1人の友達は午後、ジョカン寺に行き、車は山の下の交差点で警察に止められ、仕方なく、歩いて寺に向かおうとしたが、また警官に阻止された、今日寺の参拝は禁止と言い出した。友達は理由を聞いた上で、小さな声でちょっとした文句を言ったら、警官に殴られた、足で何度も蹴って、またこぶしで頭を殴った」と話した。
あるラマ僧によると ジョカン寺は警察に包囲されて、自由に出入りすることはできなかった。チベット北部では、爆竹を使うことも禁じられ、衝突を誘発したという。インタネットの利用者も青海省(県)熱貢地区、甘粛省(県)瑪曲地区などで、爆竹で祝ったチベット族が連行されたという。更にネットカフェが閉鎖された、一部の地方では停電も起きたと証言した。
中国外交部長・楊潔篪は17日、駐中国米国大使クラーク・ランド氏を特別に招き、 米国議会のダライラマ授章に抗議した。
16日朝のチョカン寺広場、すでに微妙な雰囲気に囲まれている
ジョカン寺広場は朝から参拝の民衆が集まった
チベット人の火花は真っ黒な夜空を彩った
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