第17回党大会:中央委員半数が退任見込み、激しい人事異動

2007/10/15
更新: 2007/10/15

【大紀元日本10月15日】中国共産党第17回大会は本日開幕する。北京の情報筋によると、今回の大会で胡錦涛は初めて中国共産党総書記として政治報告を行う。党大会は政権交代の場ではないが、胡錦涛が全面的に指導権を掌握する象徴的な大会であり、人事異動は予想以上に激しいと見られる。政治局の人事異動をはじめ、中央委員の半数も退任することになるという。

香港「明報」の報道によると、第16回党大会時に当選した中央委員は、すでに4人が病死、2人が免職し、現在の中央委員数は198人、そのうち今大会で退任する予定は120人以上であるという。

一部定年になった委員は、再任は不可能である。現役の委員、例えば、国家品質検査総局局長・李長江、国家審計署審計長・李金華、新華社社長・田聡明、国務院台湾事務弁公室主任・陳云林などは、中央委員に留任しないという。

指導上層部では、退任が確定した政治局常務委員と政治局委員、例えば曾慶紅、羅幹、呉官正、呉儀、曾培炎、張立昌、唐家旋などは、すべて中央委員を退任するという。

軍側の中央委員も大幅な異動があり、元海軍司令官・石雲生、元成都軍区司令官・王建民、元空軍司令官・喬清晨、元北京軍区司令官・朱啓らが退任予定。

最新情報によると、新たな候補者としては、注目されている地方と省部クラスの官員ら、例えば、農業部部長・孫政才、国防科学工業委員会主任・張慶偉、安徽合肥市委員会書記・孫金竜、河南省常務副省長・李克などがいるという。

(翻訳/編集・侍傑)