[東京 23日 ロイター] 安倍晋三首相(自民党総裁)の辞任表明を受けた自民党総裁選は23日、衆参両院の国会議員と都道府県代表による投票が行われ、福田康夫元官房長官(71)が330票を獲得し、197票の麻生太郎幹事長(67)を破って新総裁に当選した。
このうち47都道府県代表の計141票は、NHKなどの調査によると、福田氏が76票、麻生氏は65票を獲得した。
福田氏は24日に幹事長など党3役を選任し、25日の国会での首相指名選挙に臨む。衆院では首相に指名される見通しだが、参院では野党が過半数を占めており、小沢一郎民主党代表が指名される可能性が高い。憲法では衆院の指名が優越するとされているため、両院協議会での協議を経て、福田氏が首相に指名される見通し。
福田氏は国会での首相指名後、組閣本部を作り、25日夜までに福田内閣を発足させるとみられる。臨時国会開会中であるため、安倍内閣の主要な閣僚をそのまま引き継ぐ方向になっている。
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