【大紀元日本9月18日】中国共産党第17回全国代表大会(以下、十七大)を前に、中国共産党解放軍上層部の人事異動が相次ぎ、関連面が広く、各大軍区だけではなく、軍事教育研究部門まで含まれた。北京軍区、南京軍区、広州軍区、蘭州軍区、成都軍区、空軍と国防大学などのトップが更迭された。
海外メディアよると、現国家主席・胡錦涛が主導した今回の人事更迭の特徴は、高級将校の若年化、昇進年限短縮化と挙げられる、今度の更迭は十七大前に、解放軍から前国家主席江沢民系勢力を一掃する重要な一環であるという。
海軍幹部出身の総政治部主任補佐の童世平が今回国防大学政治委員に昇進するような人事異動は近年稀になく、王喜斌が国防大学学長に就任することも予想外。資料によると、王喜斌が大軍区の副職から正職に昇進するのにたった1年9ヶ月しかなく、近年、昇進が最も速い将校の一人であるという。
近頃数名高級将校の昇進を参照して見ると、高級将校若年化が加速していることは分かる。上級へ昇進するための年限が短縮されて、二十一軍のトップ幹部が二人とも二年に二回(二級)昇進したという。
中国共産党解放軍の人事は、メディアにすでに報道された広州軍区政治部主任・張陽が広州軍区政治委員に昇進した以外、北京軍区参謀長の王喜斌中将は国防大学の学長に昇進、総政治部主任補佐の童世平は国防大学の政治委員に昇進、成都軍区副司令員の李世明は司令官に昇進、南京軍区参謀長の趙克石が南京軍区司令員に昇進、南京軍区副政治委員の李長才は蘭州軍区政治委員に昇進した。
また、広州軍区副政治委員の陳国会は南京軍区政治委員に昇進。元空軍副司令員の劉成軍は先日に軍事科学院の院長、党委員会副書記を栄転した;海軍後方勤務部の副部長張世英は北海艦隊の副司令員に昇進した。
ここ数年来、中国共産党の内部に、軍隊高級将校若年化の声が絶えずに高まったが、江沢民勢力の抵抗により阻まれていた。
今回は、現国家主席・胡錦涛が党の十七大前を利用して、省(県単位)市級の指導者の入れ換えを行うと同時に、軍側重要指導者の持ち場の慣例も大幅に調整した、「軍中の声」に応じて、頻繁に大規模に高級将校の若年化を加速した。昇進した将校は元国家主席の江沢民とかかわりがほとんどないことから、今回の人事異動は、中国共産党の十七大前に元国家主席江沢民の軍側の勢力を一掃するための重大措置と見られる
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