【大紀元日本9月11日】中国広東省雷州半島の南に位置する海南島(海南省)で9月8日、男性労働者が売店で購入したミネラルウォーターを飲んだのち、喀血してその場に倒れた。男性は病院に搬送され救急措置を受けた。現在は安定しているという。ところが、残りのミネラルウォーターを飲まされた鶏は、暫らく経って死亡した。
中国「海南経済報」によると、安徽省の農村から出稼ぎに来た尹さん(39)は今月8日、海口市海甸三東路でビルの塗装業務商談中に、相手の経営者が売店から購入したミネラルウォーターを飲んだ直後に、喀血しその場に倒れたという。
尹さんによると、最初の一口飲んだ時点で、塩分が非常にきつく感じ、のどがからからになった突端、白い泡と鮮血が口の中から吹き出し、全身の力が抜けて倒れたという。当時、現場にいた売店経営者は直ちに救急車を呼び、海口市人民医院へ尹さんを運んだという。
尹さんの家族は病院に駆けつけてから、ミネラルウォーターが問題だとみて、生きた鶏を使い、医師の前で残りのミネラルウォーターを飲ませた。暫らく経つと、鶏はその場で死亡した。しかし、同時に購入したもう1本のミネラルウォーターを飲んだ経営者は無事だった。
情報筋によると、売店に置いてあるミネラルウォーターは海甸三西路の商店から仕入れたという。中国の偽飲料水は現在氾濫しており、北京だけでも半分ほどが偽造登録商標を使用し、中身は主に水道水の偽飲料水だという。同件について、関係者は調査を進めている。
(翻訳/編集・余靜)
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