中国山西省:トウモロコシ畑、アカダニ被害甚大

2007/08/27
更新: 2007/08/27

【大紀元日本8月27日】中国山西省大同市で、アカダニが大量発生し、地元9つの農業地区で約1万ヘクタールのトウモロコシが被害を受けた。

地元紙「山西日報」によると、大同市は7~8月の降雨量が少なく、気温も高いことによって、同省9農業県のトウモロコシ畑は相次いでアカダニの被害を受け、その内の6県は状況が深刻だという。

報道によると、今回は害虫の発生量、被害面積および被害程度の深刻さはここ5年間最悪であるという。現時点では、アカダニの被害を受けた農耕地は約5万9千ヘクタールで、その内、被害を受けたトウモロコシ畑の面積は1万ヘクタールだという。農業地区において、広い範囲にわたり緑が失われているという。

アカダニ被害の拡大防止のため、大同市委、市政府が重大病虫害予防治療指揮部を設立し、「大同市十大病虫害予防治療事案」を発足した。各県、区は資金を捻出し、農薬および予防治療機械を購入および予防治療に割り当てた。

大同市は各地区に対して全面的に虫害の予防治療を確保することために、すでに高性能殺虫剤を6トン購入し、各県・区へ配布したという。

(記者・豊山総合報道)