【大紀元日本8月19日】山東省新泰市新汶地区の炭鉱で8月17日、洪水により水が大量に炭鉱に流れ込む事故が発生、171人の作業員が行方不明。
中国政府メディア・新華社の報道によると、事故が発生したのは華源・有限公司が所有する炭鉱、事故当時、地下の炭鉱採掘場に約755人の作業員がいたが、584人は脱出成功、171人の行方が分からなくなった。
現地では17日から、暴雨が降り続け、山洪水が発生、河の水位が急増、防水塀が50メートルほど倒壊した。17日午後2時30分頃、洪水が1秒に50立方メートルの流量で炭鉱の地下採掘場に流れ込んだ。地下に設置した排水ポンプがすべて水没したため、作動しないという。いま、緊急救援隊が大型吸い揚げポンプを使って、排水作業を行っているという。
中国の炭鉱業界は、世界で最も危険な業界とされている。中国当局の報道によれば、昨年1年間、中国全土で2845件の炭鉱事故が発生、4746人が死亡、毎日平均13人が死亡した。国際労働者権益団体は、実際の事故発生数と死亡人数は遥かにこの数値を超えていると指摘している。