中国河南省:映画館で火災、100人行方不明、当局情報封鎖

2007/07/06
更新: 2007/07/06

【大紀元日本7月6日】中国大陸メディアによると、2007年7月4日午後8時半ごろ、湖南省衡陽市の5階建て映画館が映画上映中に火災が発生し、映画館は瞬時に濃い煙と火に包まれた。消防隊は現場から2人を救出し、病院へ運んだが、館内に残された人数について説明はなかった。一方、政府当局は、対外に死者1人、150人を避難させたと発表したが、インターネットのブログでは、今回の火災で38人が死亡したと示している。これについて、確認はまだ取れていないが、政府当局は情報を封鎖し始め、ネット上のブログ情報をすべて削除したという。

同映画館は衡陽市繁華街に位置し、湖南省地区で唯一リクライン・チェアを備えている映画館で、火災発生当日は約120人の観客が映画鑑賞をしていた。また、ビルの4、5階は従業員の家族宿舎になっており、ほかに23戸の住民35人もいたという。衡陽市消防分隊参謀長の李華氏によると、火勢があまりにも強すぎて、消防隊員は映画館内には進められなかったという。5日午前零時50分になっても完全に鎮火できなかったが、火勢はおさまった。しかし、映画館は火災によって、骨組みしか残らなかったほか、同じビルにある商店、銀行、販売店、レストランも全焼した。

報道によると、火災原因は周辺の電気回路の発火からなったため、館内の観客は全員避難できたという。これに対して、市民たちは避難した被害者の取材は1つもなかったことから

火災後の残骸(大紀元資料写真)

火災現場(大紀元資料写真)

、報道内容は疑惑を抱いている。

ビデオ:火災現場

ビデオ:目撃者によると、館内から逃げ出した者はいなかったという