【大紀元日本6月28日】北京空港は最近、大量のハトの対策に追われている。地元当局は急遽、周辺の住民にハトの飼育を禁止し、ハトを飛行場付近で放さないよう注意を呼びかけた。
AP通信社によると、北京上空を飛んでいた飛行機が6月25日、ハト9羽と衝突したが、同機は安全に着陸したという。ハトは空港付近の農家で飼育された伝書鳩だと分かった。空港管理者は、ハトは飛行機にとって最大の脅威であると指摘し、当局はすでに周辺住民に対して、ハトの飼育を禁止したという。
北京では、鳥類の飼育は百年にもわたる民間伝統の一つになっており、ペットとして伝書鳩を飼育する人も多いが、ハトの群れは飛行場を多く飛び交うだけでなく、飛行中の飛行機の窓ガラスに衝突し、脅威となっている。
一方、空港側はハトが飛行場に近寄らないように、ハトを捕まえるネットを掛け、スピーカーでフクロウやその他の天敵動物の鳴き声を流しているが、ほとんど効果はないという。
(記者・金沙)
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。