【大紀元日本6月10日】中国北西部の寧夏回族自治区南部の山間部で、旱魃が続き、35万人が飲用水不足などの影響を受けている。
新華社によると、寧夏気象局観測所は、現地の旱魃は継続しており、南部山地区の土壌の湿度が急減し、観測史上、最も深刻な年であるという。
寧夏水利庁によると、現地の18本の主要河川の内、12本の河川が枯渇し、ダム総数の77%を占める151のダムも渇水状態で、47万の貯水池の半分が枯渇しており、残りも平均貯水量は5立方メートルにも満たないことを明らかにした。2006年秋以降、同自治区南部の山間部の降水量は例年より1~4割り減になっているという。
寧夏回族自治区における主要旱魃発生地は西吉、海原、固原など8つの貧困の県・市が集まっている西海固地区に集中しており、中国貧困層が多い少数民族地区である。
中国気象部によると、寧夏旱魃および世界的気候の温暖化と関係しており、2006年9月から今年の4月まで、寧夏の多くの地区の平均気温は歴年同期より1・4から2・7℃が高くなっており、実際、今年の5月の気温も歴年より高くなっているという。
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