中国気象台、国家級の暴雨警報を初めて発令

2007/06/09
更新: 2007/06/09

【大紀元日本6月9日】6月7日午後6時、中国気象台暴雨警報発令した。寒冷前線と温暖前線の影響により7日から10日まで、中国広西、広東、湖南中南部、江西中南部、福建、貴州、四川東部、重慶南部などの地区で激しい雨と強い対流の天気になるという。これは中央気象台が初めて発した国家級の警報である。

中国気象予報が6月8日に伝えたところによると、中国気象局は6月7日午後6時に広西、広東、湖南、福建、江西の5省の気象局速報を受け、対策会議を行った。

速報は次のようである。7日夜から10日にかけて広西、広東、湖南中南部、江西中南部、福建大部、貴州、四川東部、重慶南部の一部の地区で暴雨となり、中でも広西東北部と東部、湖南南部、広東中北部と西部、福建南部の地域では局地的に強い暴雨となる。さらに短時間に雷雨と強風または雹なども降る模様。同時に上記の地区はこの天気に影響された地質と落雷による災害が発生するという予報だった。

中央社の6月4日の報道によると、今年5月31日~6月1日に発生した暴雨は湖北省に災害をもたらし、被災者は122万人にも達し直接的な経済損失は1億5千万元となる見通し。

最新の資料によればこの2日間の降雨中、湖北が暴雨の打撃を受けたのは64の県市区で、全省の県市区の半数にもなる。暴雨により黄岡、荊門、宜昌、孝感、恩施、随州、十堰など、25の県市区の149ケ所で洪水が発生し、被害を受けた田畑の面積は97・2万ムー(東京ドーム約5つ分の面積)被災者数は122万5千人。倒壊する家屋は1282件、死者1人。

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