【大紀元日本4月26日】4月22日、米サンフランシスコのジャパン・タウンで第40回サクラ祭りが開催され、60の団体と十数万人が祭りに参加した。カリフォルニア州アジア系米国人聯盟の謝鎮寛・主席は「今回の祭りの少し前に大学キャンパス構内で起きた銃乱射事件で、アジア系民衆にもたらされた暗い影を弱めてくれた」とコメントした。
当日は連日の雨も上がり、きらきら輝く太陽の光の下、第40回サクラ祭りを迎えた。主催者側の橋本会長は記者に対して「今年のサクラ祭りのテーマは、大阪・サンフランシスコが姉妹都市として50周年を記念するもの。ジャパン・タウンはサンフランシスコ史上初であり、最も古い姉妹都市関係である」と説明した。
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参加団体の中で、和服メーカーの富田伸明さんは「日本、ハワイ、シアトルおよび北カリフォルニア州に在住している60の団体が今回の祭りに参加した。米国の人々に対して、我々のコミュニティの特色と貢献度をアピールするためだ」と語った。
日本の各民間団体は、太鼓、日本舞踊、江戸時代の着物などの出し物でパレードを繰り広げた。驚嘆した見物者たちは日本伝統の濃厚な雰囲気の中で、拍手が止まなかった。
2007年全日本ミス着物の岩崎さんはサクラ模様の着物で現れ、会場の人々の注目を浴びた。
日本京都から来られた着物の先生は「着物は元々中国から伝ってきたもので、米国で中国人系記者に出会えて、親近感があって、非常に嬉しいです」と語った。
前出の謝・主席は「パレードの中に多くの米国人が日本の民族衣装を身に着けていることから、米国人はアジア文化に対する包容力の大きさが分かる。これほど歴史伝統があり、民族特徴を持つ祝典の開催で、数日前に大学キャンパスで起きた銃乱射事件で、アジア系民衆にもたらされた暗い影を弱めてくれた」と語った。
見物者の中に中国から来た学生は「我々は中国大陸から来た学生で、このようなパレードは稀に見ることができないから、非常に自由な感じがして、機会があれば、また見たい」と語った。
サンフランシスコのジャパン・タウンのサクラ祭りはすでに40年の歴史があり、米国へ移民した最初の日本人が日本の伝統文化を発揚し、記念するために創設した。年々縮小されつつジャパン・タウンのサクラ祭りに対して、米在住日本人は今後も開催し続けたいと望む人がほとんであるという。
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