北京市:巻貝による食中毒発生、市民へ食用しないよう呼びかける

2007/04/12
更新: 2007/04/12

【大紀元日本4月12日】北京市食品安全部門から4月9日に公表された市場調査結果によると、北京市内の一部商店および飲食企業が依然有毒の巻貝を販売、流通していることが分かった。

この種の巻貝は、浙江省、福建省、広東省の沿海に獲れたもので、他の貝類に比べ、細長く、尖っている。長さは約1センチ、幅は0.5センチで、大人の爪と同じくらいの大きさである。この種巻貝は成長の過程で、赤潮の有毒藻類を摂取したことによって、体内に神経性毒が蓄積されている可能性が高いと、専門家から指摘されている。

北京市食品安全部門からの情報によると、すでに6人の市民がこの巻貝を食べることによって食中毒を起こしている。6人が治療を受けたあと、全員回復したという。関連部門が、この種の巻貝を食べないように市民に呼びかけている。