【大紀元日本3月24日】3月21日、豪州「キャンベラ・タイムズ」は第3面で「中国の赤いベールを取り上げた」のタイトルで、新唐人テレビが主催した「全世界華人新年祝賀祭」巡回公演のニュースを写真つきで大々的に報道した。報道では、演目を通じて中国の伝統芸術を鑑賞することだけではなく、芸術および言論自由が中国で抑圧されている現実も知ることができると強調した。
新唐人主催の祝賀祭はキャンベラにある各社メディアに注目されており、十数社のメディアが祝賀祭の報道を行った。「キャンベラ・タイムズ」は地元の唯一の日報で、流通範囲はキャンベラ全地域にわたっている。同紙は、神韻芸術団が豪州ブリスベンに到着する前日から、すでに第6面で大きく取り上げ、さらに、芸術団が到着した当日に第7面と8面にてより深い追跡報道を行った。同紙は、今回の祝賀祭は生命を高く超える盛会であるとし、神に対する畏敬および伝統道徳の追求であると賞賛した。
21日、同紙は前日キャンベラ劇場の楽屋でダンサーのセリシア・シァウさんに対する取材内容の記事を発表し、シァウさんの輝かしい様相を述べ、伝統中国音楽および舞踏の演出は1200人観客に対して古き良く伝説を伝えたと述べた。
報道によると、彩り輝く色彩の中から、中国共産(中共)党が現在大陸で芸術および言論自由を制圧していることが伝えられた。さらに、新唐人テレビは文化大革命で破壊され、すべてを失った中国の伝統芸術を復興する試みについても紹介した。報道では、中国にある現代芸術形式は中共に政治宣伝に利用されていると指摘した。
同紙は、今回の出演者たちは殆どがアジア系米国人で、伝統のクラシックバレーの訓練および伝統の中国舞踊訓練を受けており、今年は世界30都市を巡回する世界ツアーを行っていると紹介した。
同紙は特に、世界ツアーに参加したメンバーの中で、3人しかいない豪州出身の中の1人、ダンサーで振付担当の李維娜さんを紹介した。李さんは子供の頃から踊りの練習しており、シドニーでアボリジニに踊りを教えた時に、初めて舞踊の精神および伝統内包が感じ取られ、閉鎖的な視野から抜け出ることができたという。
李さんによると、出演者として祝賀祭に参加して今年で4年目になるという。李さんが演じている法輪功(ファールンゴン)学習者が中国警察に迫害され死亡したことを訴える演目は、今年1月にカナダ・オタワで上演した際、駐カナダ中国大使館から中国政府の中傷として抗議を受けた。
報道によると、20日夜の演目で中国の仏・道・儒教の教えの中の正と邪の概念を表しているとし、丹精込めて設計された舞台背景、衣装および大小道具も中国5千年の伝統文化歴史に基づいて発想されたことが十分に表現されているという。実際、道具デザイナーのケンチェシュさんによると、これらのデザインは歴史記録および書物、絵画から再現された当時と同様な景色と人々の様子であるという。
報道では、映画「ラストエンペラ」の音楽を担当したリサ・リーさんが、祝賀祭のために、伝統楽器「二胡」の演奏に特別に作曲したという。また、主催者であるアジア文化協会の劉松発・副主席は、中国にとって、共産主義と経済成長より、もっと多くのものは人々に関心を寄せるのに値するのだとの見解を示した。
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