【大紀元日本3月17日】中国大陸は今年に入って、一部の地域で麻疹(はしか)が勢いよく広まり、1月と2月だけで1万7948件の症例があり、2年前同期に比べ増加している。
中国衛生部は3月12日に、2月の中国法定報告伝染病情報を発表した。情報では、2月に中国国内ではしかの発症例が9501件で、今年1月の8447件より12.5%増であり、前年度同期に比べて68%も増加したことが分かった。
情報によると、2月1日から28日まで、中国国内で甲・乙類法定伝染病が23万6288件発生し、その内、432人が死亡したという。その内訳は、ペスト、伝染性新型肺炎、灰白髄炎、デング熱とジフテリアによるもので死亡症例はなかったものの、22種類の甲・乙類法定伝染病はすべて発生している。
発症した伝染病の上位5位は、肺結核、B型肝炎、梅毒、赤痢、麻疹で、全体の87%を占めている。一方、死亡者数の上位5位は、狂犬病、肺結核、B型肝炎、エイズ、流行性髄膜炎となっており、死亡者総数の90%を占めている。
また、丙類伝染病について、3月にはフィラリアの発症や死亡はなかったが、他の10種類の丙類伝染病が4万6430件発生し、その内、6人が死亡した。一方、丙類伝染病の発病数の上位3位は、感染性下痢、おたふく風邪、じん麻疹で、丙類伝染病の発病総数の94%を占めている。
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