中国旧正月帰省ラッシュ:長距離バス運転手の健康状態など厳重チェック

2007/02/13
更新: 2007/02/13

【大紀元日本2月13日】情報によると、重慶バス会社は、中国の旧正月期間中に、出発する前の運転手の健康状態および運転記録のチェック作業を行うことが明らかになった。目の周りにクマが出ていない、元気でしっかりしており、重大な交通違反をしていない者のみ運転が許されるという。

旧正月(今年は2月18日)は中国人にとって家族団欒の最も大切な祭日であり、この時期において約22億人が交通機関を利用し、1億2200万人近い旅行者が各大都市から地方へ帰省すると予測されている。まさに世界最大規模の人口大移動。この時期において、運輸関係の運転手たちは長い労働時間、過酷なスケジュールのため、過労が原因による重大交通事故が多く発生している。また、積載量の超過、車両の老朽化および低水準のサービスもこの時期によく起きるという。

統計によると、中国において、2005年だけでも10万人が交通事故で死亡しているという。広西省で最近発生した長距離バスの交通事故は、死者3人負傷者75人の大惨事となった。中国重慶バス会社はこのほど新たな規定を定め、乗務出勤を申し込む際、運転手は重大な交通違反をしているかどうかの確認に、身分証明書の提示が要求されるという。さらに、出発する前に、再び運転手の健康状態がチェックされるという。健康状態が業務に適しない運転手は、安全のために、運転乗務から外されるという。

(記者・賀蔓)
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